独りを愉しむ人

2006-11-24

『アラスカ ネーチャリングライブ
若き冒険写真家松本紀生帰朝報告会』

と、ものものしいタイトルのついたイベントに行ってきた。
意外にも彼の方は今風の若者でした。

「自分は冒険家ではない」とちょっとはにかみながら言う青年は
大学1年の時に出会った星野道夫の世界に自分の道を見つけ、大自然の写真を撮りたいという思いで辺境の地へ駆り立てられて13年だそうだ。

そこには周到な準備などなかったけれど好きな道やりたいことがあれば苦労もまた良し。
結果だけではなく、その工程をたのしんでいるとも言っていた。

1年のうち4ヶ月ほどは無人島暮らし。4ヶ月がオーロラ撮影のためのアラスカのマッキンレーの麓での雪山暮らし。そんな風に1年の大半を独りで暮らす彼だけれど間近に見る鯨やヒグマとの出会い、冬山のカマクラ暮らしなど自然との出会いを愉しむ彼の姿が見える。50冊はもっていくという文庫本。自分を愉しむすべを知っている人だと思う。

もしも星野道夫との違いがあるとすれば星野道夫は創造主のように自然を俯瞰し松本紀生は子供のようにくったくなく自然を享受している。そんな彼の姿がどのスライドからも感じられるところかな。

さてさて上映会見終わって帰宅すると裏山でガサゴソ音がする。目を凝らしてみると鹿の親子が散歩中。アラスカとはいかないまでも私もなんと自然の中で暮らしていることよ。

勤労感謝的一日

2006-11-23

紅葉1 紅葉2 紅葉3 紅葉4 紅葉5     
ボジョレ.JPG 
今日は勤労感謝の日とやらで休日。おそーく起きた今日が始まる。
でもって風邪気味。身体もここら辺で少しお休みと言っているみたい。
今日は散歩でもしながらゆっくりと過ごすことにしましょう。
京都は紅葉の季節です。今年のもみじは黄色やシャビーな感じの色やらで不思議な色あい。今年のもみじとおんなじ色したボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーを頂きました。ワイン飲んで明日からもまた労働に励むことに致しましょう。

【映画】キングス&クィーン

2006-11-18

キングス&クィーン
フランス映画。監督はデプレシャン。
映画のコピーは『人生は常に新しい!』だけどそこんとこはなんかしっくりこない。
過去との折り合い、自分のidentityを探るという辛い作業をして再構築はできるけど新しいわけではないんじゃないかなぁ…。
真っさらにはならない。色んな色の上に厚塗りで白い絵の具をのせられるだけだと思う。

主人公ノラ35歳。
自分自身では一所懸命に小器用に人生を生きてきたノラだけど
癌で亡くなった父親からは『お前は利己主義でエゴイスティックな女だ』という言葉を残される。自分が自殺に追い込んでしまった元夫、父親に預けっぱなしの子供、そしてもう一人の主人公マチュー・アマルリック演じる二番目の恋人イスマエルという共に愛し愛された4人の男との関係の中で少しずつ本当の自分が見え隠れする。
人は他者との関係性の中でこそが見えてくるのだとつくづく思う。

私には難しい映画だった。映画のあとに浅田彰・市田良彦のトークショーがあってフランス社会の家族問題や移民問題について語ってくれてすこーし背景とか分かることができた。無関係という関係、無関係だからこそできるきずなが新しい関係を作ると話されていた。
映画の中でイスマエルが言っていた。
『男はひとすじの道を 女は泡の中を生きる』泡の中を生きる…女の私は軽い反感を覚えながらも否めない。
イスマエル役のマチュー・アマルリックは滑稽なんだけど繊細な感じでとーってもよかった。

一年なんてアッという間

2006-11-15

JR東海.jpg

『一年なんてアッという間に過ぎていく。それじゃいけない。』
                    JR東海ミュージアム
今年の紅葉は先日帰省した折に見たポスター。
京都の曼朱院の紅葉をバックにそんなことばが踊る。
京都へ戻る車中で見たせいかキャッチコピーがいたく心に残った。
そう、去年の今頃、思うところあって退職した頃。
不安感もあったけどこれから始まる新しい生活にワクワクもしていた。
いまワクワクあるかな?
毎日の中で大事にしていきたいものは何?
ただ忙しい、忙しいと漫然と日々を過ごしていやしない?わたし。

気ぃつけば今年もあと一ヶ月とはんぶんやなぁ…。

Stella Maris

2006-11-12

高校の同窓会に参加。旧姓、ニックネームで呼び合う友、なつかしい顔…
合言葉のように『かわらないねぇ』を繰り返す。
遠目にはみんなかわりがない。けど、ほんのすこーしだけ私のしらない時間に刻んだ顔。
お年を召された恩師。

しばらくぶりでも3年間同じクラスで過ごした仲間。あっという間に時間の隙間は埋められる。

今年は学校の50周年記念行事とあって学校では安藤和津の講演を聞き、
ホテルでは中畑清のトークショー(ほとんど歌っていた…)という一足はやめのクリスマスショーみたいな同窓会。

高校は一言で言えばカトリックの厳しめのミッションスクールだった。
所謂良妻賢母製造学校でまた語学にも力をいれていてフランス語なども選択できた学校だった。良妻賢母にも語学堪能にもなれなかった…。いずれをとってもわたしは落ちこぼれたが確かに私を形作ってきた場所がそこにあった。

昔は何にでも反感、反抗から入っていたお年頃。
あの頃も少し素直な子だったら人生もっと楽しめたのかも今になってみるとそう思う。
クラスメイトが本を出したそうな エンドレスラブ

懐かしい時間

2006-11-11

土日を利用しての帰省。同窓会が二つ。
前日はワクワクして少し寝不足だった。
残業続きのちょっと疲れた体に鞭打ちながら無理しても帰ろうっと思ったのは何故なんだろう。
土曜日半日の仕事が終わったのは午後2時を過ぎていた。
おまけに雨も降り出してきて
『ツイテナイ』と思わず口にする。

土曜日の夜。
駅で待ってくれていたなつかしい顔。
実家に寄るのももどかしく荷物を抱えてそのまま居酒屋へ。

高校生の頃はユースホステル全盛期だった。
とはいえ高校生のわたしにとっては近くのユースホステル位しかいけなかった。
楽しみといえば月に1回のユースホステルでの語らい。
みんなの旅行の武勇伝を聞いたり
時には夜を徹してのフォークコンサートやオーバーナイトハイキング。
おばかなことばっかりしたねと笑いあう。でも本当は大事な時間。
おとなになってからもスキー、キャンプ、徳島に阿波踊りしにいったりとそんな時間を共有してきた仲間。
人生を楽しむことを教えてくれたもう定年近くのあの人は相変わらず拓郎とマラソンと旅行が好きで今でも年に3回位は海外とか一人旅するそうだ。

あれから何十年もたっているのに『ブレテナイナ』そう思った。



♪小さなコンサート♪

2006-11-10

京都文化博物館
川村結花2006LIVE/PIANO Seasons〜Vol.2
今日、川村結花のコンサートに行ってきた♪
場所は京都文化博物館の別館、旧日本銀行京都支店(重要文化財にもなっている建物です)で200人程でいっぱいの小さなホール。会社帰りと思しきスーツ姿の男性とかいたりして年齢層も少し高め。
そして川村結花といえばあの曲『夜空のムコウ』の作曲家。
それ以外の曲も、もちろん詩もヨカッタデス。
『言葉はいつもこんなに不自由で
思いはもっともっと不自由で…』
home
『あなたはわたしをやわらかくする
だれにもできないやりかたで
妙にはげまそうなんてしてくれるワケじゃなく
どこか見当違いのコトバで笑わすから
いま涙がでるほどほっとした…』
そう、みんな励ましてもらいたいし、すこし角張ってきた気持ちをまーるくしたい時があるもんね。
わたしも今日一日のトゲトゲが少ーしばかりとれたような気がします。
あしたはもちょっとヒトにやさしくなれますように。
 【送料無料】川村結花/Yuka Kawamura Best “Works”



まったり京北

2006-11-03

京北まつり世間は連休初日。
私は残業続きで心身共にぐったり。こんな時は京北へドライブ。合同庁舎前では京北ふるさと祭りというイベントをやっててそこで一休み。近くの高校の子が銀杏売っていたり、おじいさんおばあさんが発表会みたいなのをやってました。
それからぐるっと紅葉にはまだ早い美山まででて田舎のやさしい風景に浸る。美山かやぶき美術館では動物を擬人化したイラストを描く佐藤邦雄展をやってます。
美山(1) 美山(2) 美山(3)   
帰りに山道ぽつんと一軒建つカモノセキャビンで一服。
暖炉には薪がくべられてぽかぽか。2匹のわんこと3匹のねこちゃんがそれぞれの居場所でお昼寝中。マターリした時間を過ごしましたとさ。
カモノセ(1) カモノセ(2) カモノセ(3)   

【映画】地下鉄(メトロ)に乗って

2006-11-01

メトロ.jpg11月1日は映画の日。
今月の映画初めはこれ!
主人公は三丁目の夕日よりこっちの方がはまり役だなぁと思う堤真一。
ぜーったいスーツ姿の方がお似合い。

お話は小さな下着メーカーの営業マン、その父は一代で巨大企業を立ち上げた人。父は良き家庭人ではなかった。粗暴なワンマン親父。
兄の死をめぐって父親を決定的に否定してきた主人公。
そんな彼もまた家庭人としては半分失格かもしれない。
会社の帰りに、地下鉄を降りて駅の階段を上ると、そこは・・昭和39年の東京だった。オリンピックの年。兄が死んだ日。
それを機に地下鉄がタイムマシンのようになって若い頃の父に出会う。
親もまた若いころがありそして劇的なターニングポイントがあった。
時代を遡りながら若い頃の父親の生き方に触れ徐々に父を理解していく。
親のフィルターを通してようやくトラウマから開放されて自分の父親像を確立していけそうな主人公。
親は当たり前のように昔から大人だった。
コミュニケーションのとりづらい間柄ってのもあるよね。
大げさにタイムマシーンといかなくても
子供の頃、理解できなかったことが大人になった今なら解かるってこと。
錯覚、誤解、勝手な思い込みで相手を決め付けちゃってること。
たまには自分の心に問いかけてみるのもいいかも。

















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